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牛革~お手入れ方法と種類~

素材の中でも最もポピュラーで、多くの人が手にしたことがあるであろう牛革製品。
ファッションは勿論のこと、家具やランドセル、野球ボールなどなど…様々な場面で使われています。
男女問わず、世界中で愛されている牛革の種類やお手入れ方法、その魅力をご紹介します!

こんなにあった!牛革の種類

牛革が日本で普及し始めたのは江戸時代の頃に遡ります。それまで日本では、鹿の革を使った衣料品が普及していました。
今や牛革は靴やバッグや財布、衣類などファッションの様々なジャンルで使われている最もポピュラーな素材です。人気の秘訣は、なんと言っても上質な光沢感。
牛革と一口に言っても、実はたくさんの種類があり、牛の生育歴によって分類されています。その一部をご紹介します。

◆ハラコ

unborncalf

胎児から、生まれて間もない仔牛の革。
採れる量が少ないため、希少価値がある。

◆ベビーカーフ

babycalf

生後3か月までの仔牛から採れる革。
非常にきめ細かい。

◆カーフ

calf

生後6か月までの仔牛から採れる革。
きめ細かく薄いため、牛革の中でも特に人気があり高価な素材である。

◆キップ

kip leather

生後6か月から1年余までの仔牛の革。
カーフに比べて厚みがあり丈夫な素材。

◆カウ

cowleather

生後2年以上の雌牛の革。雄の革に比べて薄いのが特徴。

◆ステア

steerleather

生後3か月~半年以内に去勢を受けた雄牛の革。市場に出ている牛革の多くがこちら。

◆ブル

bullleather

去勢されずに3年以上育った雄牛の革。
厚みがあり、丈夫な素材。

◆カウハイド

cowhideleather

出産経験があり生後2年以上経過した雌牛の革。丈夫な素材だが、雄牛に比べて柔らかくきめ細かいのが特徴。

牛革のお手入れ方法

革手入れ

一般的なお手入れ方法は、革のお手入れ専用のクリーム(デリケートクリーム)で磨いてあげることです。
毎日は面倒!という方は、いらなくなったシャツの切れ端やストッキングで、優しく乾拭きしてあげましょう。

■弱点は水!

また、牛革の弱点は水に弱いことです。水拭きなどはしないようにしましょう。
水による材質の変化を防ぐために、特に靴や鞄などは使用前に防水スプレーなどで防水加工を施すのもおすすめです。
あるいは、防水のための特殊加工が施された製品もあるので、買う前にチェックしてみると良いですね。
また、高温にも弱いので、雨などで濡れてしまったときはドライヤーや日光で乾かすのではなく、日陰で自然乾燥をさせましょう。

牛革の魅力

多くのファッションアイテムに利用されている牛革。牛革が愛される理由とは一体何でしょうか?

ladywithleatherbag

◆強度が高い

牛革は他の素材に比べて強度が高く、傷などがつきにくい特徴があります。長く愛用する靴やバッグでにはぴったりの素材と言えるでしょう。

◆滑らかな手触り

牛革の手触りはとても滑らか。いつも持ち歩く財布やパスケースなど、手に取った時の質感が良いと気分も変わりますよね。

◆使えば使うほど味が出る

牛革を使用したアイテムは、長く使うに伴って、独特の風味が出てきます。やや色褪せたり、革が柔らかく変化しても、それがまたイイのです。他の素材にはない魅力ですね。

◆予算に合わせて価格を選べる

牛革は牛の成育歴によって価格が変わってきます。手頃な価格のものから、とても高級なものまで価格帯は幅広いのです。予算に合わせて選べるのも牛革の良いところと言えます。

牛革の製品をを持つと、不思議と気分も上質なものになりますよね。
お気に入りのアイテムを見つけて、お手入れをして、長く大切に使いましょう。

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